なかよし姉妹 チロ&チョビ Part2



どうやってチベタンスパニエルを見つけたの?

チベタンスパニエルが欲しい、と思って色々と探し始めたのですが、なんせ稀少犬で
子犬が生まれているという情報を聞かないのです。インターネットの子犬情報に
たまに載っていても、その当時は40万円とか、手も出ないような価格・・・。
それでもチロママは、日々ネットで検索をしていました。
そんな時、あるチベスパを飼っている方のHPのBBSに「チベタンスパニエルの子犬が生まれます」
という書き込みを発見したチロママは、すぐにその方にメールをしました。
数日後、返事を頂いたのですが、残念ながらその子犬は男の子が1匹しか
生まれなかったとのことでした。(私達は女の子を捜していました)
しかし、ほぼ同時期に知り合いのところで女の子が生まれていますよ、
という情報も頂きました。価格もまぁまぁ手頃な価格だし、詳しい情報を
下さ〜い、というメールを送りました。それがチョビと私達を結びつける
きっかけになりました。
   
一番左がチョビです。偉そうに睨んでいるでしょ   2ヶ月の時の写真です。真中の子です。

チョビはどこから来たの?

その方から紹介して頂いた方は、岐阜のブリーダーさんでした。
写真を送ってもらったりしているうちに、気分はドンドン盛り上がってきてしまいました。
そして、2002年1月17日、定休日の木曜日にブリーダーさんの所に伺う決心をしました。
この時点では、よっぽど劣悪な環境で飼われているとか、明らかな病気が有る、といった
問題でもない限り連れて帰る決心は出来ていました。
日帰りの岐阜旅行は、なんだか長い道程でした。チョビの両親や兄弟犬を見させてもらったり
して、結局連れて帰ることにしました。バリケンに入れて車の後ろに乗せ帰ってきたのですが
その間3時間ほどチョビは一言も鳴かず、本当に連れて帰ってきたか心配してしまいました。
帰り道で気付いた事が一つ、両親や兄弟犬を撮ろうと思ってデジカメを持って行っていたのですが、
写真を撮るのをすっかり忘れてた〜!!!
    
左から、チョビのお母さんのチッチちゃん、お父さんのテン君、兄弟犬のキララちゃん

チロとチョビは最初からなかよしだったの?

チョビを迎えるにあたって私達の一番の心配事は、チロとの相性についてでした。
一人娘として、私達夫婦の愛情を100%受けていたチロは、自分がワンコだという自覚は有りません。
ワンコより人間の方が好きなチロはどちらかというと、イヌ付き合いの下手な方です。
そんなチロがチョビと仲良くしてくれるのか、本当に悩みました。
岐阜のブリーダーさんのところにチロも連れて行ったのですが、最初チロの顔にチョビを近付けると
チロは嫌がって180度反対の方向を向きました。何となくチロにも分かっていたのでしょうね。
家に連れて帰ってからも、チロはチョビのサークルのあるリビングには近づこうとせずに、
帰るなり寝室に入って、ベットの上でフテネをしてしまいました。
そんな日が4・5日続いたのですが、ある日チロはリビングに来るようになり、なんとその上、
チョビと一緒に遊ぶようになりました。チロなりにチョビを家族と認めたのでしょう。
チョビを迎えて1週間ほど経ったある日、お店で片付けをしていたら、なんと
チロとチョビが寄り添って寝ているではないですか!私達は思わずデジカメで写真を
撮りました。少し涙が出てしまうほど嬉しかった瞬間です。でもこれがチロには
悪夢の始まりだという事に気付いたのは、もう少し先のことです。

初めて寄り添って寝た時の写真です♪

多頭飼いで気を付けた事は?

とにかくチロの気持ちを傷付ける事無く、2人仲良くしてもらう為に私達が気を付けた事は
まず、チロパパはチロを担当、チロママはチョビを担当するという事で、担当を分けました。
その上で、チロパパは出来るだけチョビを抱っこしないように気を付けました。
それから、食事の時、おやつの時、朝の挨拶、などなど全ての行動をチロから先に
するようにしました。(どうしても子犬の方が可愛いので、先にチョビに声を掛けたくなるのですが
そこはグッと我慢をするようにしました。)
その努力の甲斐があってかどうかは分かりませんが、チョビはチロの上を跨いだりも
するのですが、お姉ちゃんとしてとても慕っているようです。
でも、2人が仲良くするようになってからは、あまり気にしていないのですが、
今でもチョビをひざの上に載せてヨシヨシしていると、チロの視線を感じる時が有ります。
  
2人で遊んでいる様子を知らない人が見たら、ちょっとひいてしまうと思います

多頭飼いは楽しいですか?

多頭飼いをするという事は、もちろん大変な事です。病院代やごはん代も増えるし
拾うウンチも2倍になります。でも私達の場合はチョビを迎えて本当に良かったと思います。
なにより、2倍楽しいし、2倍癒されます。それから、2倍頑張ろうという気持ちにさせて
くれます。ただ、チロにとってはどうだったのか?が一番悩むところです。
閉店後、お仕事を終えてせっかく休んでいるところにチョビが出てきて
「遊べ、遊べ」と耳を噛んだり、上に乗ってみたりと時にはかわいそうに思うときも
有りますが、チロから遊びを仕掛けていく時も有ります。
3歳を過ぎてすっかり落ち着いてしまったチロが少し若くなったような気がします。
今までは自宅に帰ると、水をのんですぐに寝室に行き、誰よりも先にベットに
上り、寝てしまっていたチロが、今では帰宅後しばらくはチョビと遊んでいます。
その後、2人でくっついて寝ている姿を見ると、とても幸せな気持ちにさせてくれます。
2人共大切な私達の娘なのです。
  


    
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